2025年9月23日、広島県にある朝日医療専門学校 広島校に於いて同窓会セミナーが開催され、耳鍼入門セミナーの講義と実技を務めさせていただきました。
会場の実技室は35人もの先生方でいっぱいになりました。若い先生が多いのが印象的でした。
まずは西洋医学の迷走神経刺激(VNS)と耳介迷走神経刺激(tAVNS)の現状からお話しし、フランスのポール・ノジェが開発したエピソードや、フランスから中国に耳鍼がどのように伝わったかという経緯と、ノジェのフェーズ理論を紹介しました。
続いて、耳の解剖についてお話ししました。耳垂(LO)、耳輪(HX)、耳甲介(CO)、耳珠(TG)、対珠(AT)、舟状窩(SF)などの耳独特の解剖学用語と国際記号の略号、代表的な耳穴について説明後、肩こりや腰痛がある方の耳穴に実際に刺してデモンストレーションを行いました。さらに、ノジェの特徴である耳介心臓反射(RAC)を利用した脈診と耳鍼の実技を紹介しました。
質疑応答では、私が愛用している棒灸や押し灸も紹介させていただきました。短い時間でしたが、耳鍼に興味を持って、使っていただければ幸いです。
最後になりましたが、ご尽力いただきました関係者の皆さま、そしてご参加いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
神戸東洋医学研究会では、耳鍼や灸、トリガーポイント鍼、イオンパンピング療法、薬膳、理論など、東洋医学に関連する様々な情報を発信しています。プロの方はもちろん、一般の方にもセルフケアとして役立てていただけます。お問い合わせは下記にて承っております。ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。
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