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米国の理学療法士の問題点

 

2018年10月16日
「理学療法士は最新の戦いで鍼師との縄ばり争いに勝った」
PHYSICAL THERAPISTS WIN LATEST BATTLE IN TURF WAR WITH ACUPUNCTURISTS

 

以下、引用。

患者たち、いくつかの巨大ヘルスケアシステム、そしてニューヨーク・ジャイアンツは理学療法士がニュージャージー州でドライニードリングを実践するするライセンスを与えられることを支持した。

 

ニュージャージー州では、かつて理学療法士(PT)が54時間のトレーニングで患者の体に鍼をうつことが許されていました。一方、ニュージャージー州の鍼師は2,500時間の教育を受けます。

2017年にニュージャージー州検事総長が理学療法士の鍼、ドライニードリングを危険と判断して禁止しました。

それに対して理学療法士は患者団体、保険団体、ニューヨークジャイアンツなどを使ってロビー活動を行い、議会に圧力をかけて2018年にニュージャージー州議会の規制委員会を通過したことが大勝利だと言うのです・・・。

 

アメリカでは約30州で理学療法士のドライニードリングが認められており、週末2時間×10回=合計20時間のトレーニングとか、6日間連続3.5時間6×3.5=21時間の1週間コースなどで鍼を刺し、次々と気胸などの深刻な事故を起こしています。

実習20時間というのは、日本の鍼灸学校で言えば1年生の5月ぐらいの状態です。事故も起こります・・・。

米国で理学療法士がドライニードリングを認められている州

 

昔、アメリカの理学療法士は「東洋医学の鍼師は不衛生で西洋医学を知らない。ドライニードリングは科学的で西洋医学に基づいており、安全」と言っていました。

しかし、アメリカの理学療法士がドライニードリングをした場合の有害事象の発生率は19.18%で、日本の鍼師の事故率は0.14%です。ただ、日本の鍼灸師でもアメリカの理学療法士を真似て青いグローブをしていた人たちは実在します。

 

2014年「トリガーポイント・ドライニードリングの有害事象:理学療法士の調査」
Adverse events following trigger point dry needling: a prospective survey of chartered physiotherapists.
Brady S1, McEvoy J2, Dommerholt J3, Doody C1.
J Man Manip Ther. 2014 Aug;22(3):134-40.

【結果】この研究では39人の理学療法士が参加して、1463件(19.18%)のマイルドな有害事象が7629件のトリガーポイント・ドライニードリングで報告された。

 

 

アメリカの理学療法士たちは20時間とか40時間程度のトレーニングで患者さんの体に鍼を刺し、「アメリカの鍼師たちは経絡などの非科学的な教育を受けているが、理学療法士のドライニードリングは科学的」と主張してきました。

実は、アメリカの理学療法士たちは、カイロプラクティックの手技も「徒手療法」と称して行い、カイロプラクターと激しい縄ばり争いを行い、同様に「カイロプラクターは非科学的」と主張しています。

 

しかし、西洋医学のパラダイムの中にサブラクゼーションなどの概念はなく、理学療法士は徒手療法の教育は一切受けていません。カイロプラクティックの思想も哲学も知らず、手技だけ見よう見まねで行い、鍼も20時間から40時間で人体に刺して、しかも2000時間以上の教育を受けたプロフェッショナルを批判するというアメリカの理学療法士は、患者の生命や健康よりもオカネのほうが大切なだけという感想以外にありません。

 

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