『中医腹診研究与臨床』と『折衷派腹診』

『中医腹診研究与臨床』中国中医学出版社(2012年)と『折衷派腹診』学苑出版社(2017年2月)です。

中国には、『傷寒論』の時代には腹診がありましたがあまり重視されず、清代、兪根初の『通俗傷寒論』の改定の際に日本の腹診書を参考にして「按胸腹(腹診と背候診)」が導入された歴史が明記されています。

舌診も実質的には清末から中華民国の時代に成立した診断法であり、この辺の歴史を解明すると現代の「弁証論治」がかなり未完成でフィクショナルな仮説であることが分かります。

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