ポスト・ポリオ・シンドローム

2018年7月16日
「ヤン・アン医師は、メディカル・アキュパンクチャー医療鍼を用いて、ポスト・ポリオ・シンドロームの疼痛を緩和する」
Dr. Yang Ahn uses medical acupuncture to ease the pain of Post Polio Syndrome

ポリオの小児麻痺は痿証、瘫痪として中医学で弁証分類されてきました。文化大革命前後の中国鍼灸は小児麻痺を扱った文献が多かった記憶があります。

「中国における鍼灸」
木下 晴都
『日本鍼灸治療学会誌』1964 年 14 巻 1 号 p. 26-32

脊髄性小児麻痺:多血多気である陽明経の治療に重点をおく。ことに衝脈、 気衝を主にして他穴を配する。手技は浅く刺して早く出す。経過の長い症例は深く刺して撚転 (分刺) する。隔日治療 で24回 を1ク ールとし、2週間休んで2クール目に入る。この方法で214例を治療すると、治癒41例 (19.2%)、良効164例 (76.6%)の成績を得たが、病歴が6か月以下の108例では回復の可能性が高かった。

木下晴都先生の報告は、まさに「治痿者、独取陽明経」の原則です。
個人的には、以下の九嶋勝司先生の治療記録に感銘を受けました。

「障害児治療について」
九嶋 勝司『日本良導絡自律神経学会雑誌』1995 年 40 巻 11 号 p. 279-302

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