『英国医師会雑誌』の機能性子宮出血の症例報告

2018年8月9日
テキサス州ヒューストンの医師が『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』に報告した症例報告
「青年期の機能性子宮出血の鍼治療」
Acupuncture treatment for dysfunctional uterine bleeding in an adolescent
Ying Ying Penn
BMJ Case Reports 2018; doi:10.1136/bcr-2018-224725

17歳の少女に4週で10回の鍼治療をしたところ出血が止まり、6カ月後でも正常化していました。

以下、引用。

中医学の弁証によれば、患者は熱と痰をともなう瘀血のために異常な子宮出血となっている。治療原則は清熱と去痰でストレスを減らし、活血することで任脈を通すことである。患者は鍼について聞いたことさえなかったが、1回の鍼を試した後で彼女は治療を受け入れることにした。

使ったツボは台湾を代表する鍼灸名人、董景昌先生の董氏奇穴の婦科や還巣、脾経の血海、箕門、胃経の帰来などです。

董氏奇穴の場所や刺し方はyoutubeで公開されています。

婦科

還巣

著者のYing Ying Penn先生は1989年にテキサス大学医学部を卒業しました。専門は小児科で2014年に中医学で修士号を取得し、テキサス州での鍼灸師免許をもち、統合小児科クリニックを開業しています。

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