新型コロナウイルス肺炎第6版診療計画の発布と解読

2020年2月19日『新華網』
「新型コロナウイルス肺炎第6版診療計画の発布と解読」
新冠肺炎第六版诊疗方案发布 附解读

まず、世界中で報道されつつあるのがエアロゾル感染が認められていることです。飛沫感染 、接触感染はもちろんです。

私もエアロゾル感染については知識がないので、今回、以下の論文を読みました。

2019年1月カナダ・カルガリー大学
「感染エージェントとしてのエアロゾル感染の再認識:解説」
Recognition of aerosol transmission of infectious agents: a commentary.
Tellier R et al.
BMC Infect Dis. 2019 Jan 31;19(1):101.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30704406
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6357359/

水痘・水疱瘡、麻疹・はしか、結核、天然痘、SARS、МERSなどの新興コロナウイルス、
インフルエンザ、エボラにCOVID-19が加わったわけです。

また、武漢のある湖北省とそれ以外の省は診断基準が違っていたのですが、「疑い例」と「確定診断例」に統一されました。確定診断例はRT-PCR核酸検査です。

抗ウイルス治療薬としてはマラリア治療薬のリン酸クロロキンとロシア製の抗ウイルス薬のアルビドールを加えました。さらに重症者には回復者の血漿輸血が加わっています。中医学では清肺排毒湯が加わりました。

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