『中医臨床』【特別企画】わが国における新型コロナと漢方

 
 
 
2019年12月に中国湖北省の武漢市で広がり始めた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的拡大をみせて8カ月。9月現在,わが国では新規感染者が緩やかに減少する傾向をみせているが,感染抑制と経済活動の正常化をにらみながらの悩ましい状況が続いている。 この間,COVID-19に対しさまざまな知見が得られ,治療薬やワクチンの開発が急ピッチで進められているが,変異しやすいウイルスの特性を考えるとウイルスそのものをターゲットとする現代医学とは異なり,生体に働きかけることを主体とする漢方医学をぜひとも有効に活用したい。中国では流行の早期から国の「COVID-19の治療ガイドライン」に中医学を組み入れ,実際に多くの臨床現場で用いられてきたが,わが国ではどうであろうか。今回,日本の医療現場から,COVID-19と中医学・漢方をテーマに,経験・提言・可能性・現状などについて声を寄せていただいた。
 
 
 
一読して、これは絶賛です。巻頭の「オンライン診療によるCOVID -19に対する漢方治療の経験」の症例は読んでいて引き込まれました。
 
路京華先生の「膜原」についての質疑応答も、「膜原は間質と解釈して良いのでしょうか」というまさに今、私が持っている疑問に答えてくれているものでした。COVID -19に邪在膜原の達原飲が推奨されている今こそ膜原を学ぶべき時期です。
 
鍼灸も北上貴史先生の「衛気が流れる深さ部位とその治療」、篠原昭二先生の「鍼灸百話」もとても面白かったです。最初から最後まで集中して読みました。何度も読み返すと思います。勉強になりました。
 
 
 

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