傅山著『傅青主女科』の肝気鬱結

2019年10月15日『山西新聞』
「全国の中医名家が山西省に集まり、傅山の医学思想を伝承した」
全国中医名家聚三晋 传承傅山医学思想

明末、清初の康熙帝の頃の医家、傅山は医家ですが書家・大教養人としてのほうが有名なようです。傅山著『傅青主女科』は婦人科で有名であり、調経・種子(子づくり)・崩漏・帯下・妊娠・流産などの中医理論を詳細に書いているということは知っていました。少しだけ読もうとして驚きました。「肝気の鬱結」という表現が使われています。

妇人有经来断续,或前或后无定期,人以为气血之虚也,谁知是肝气之郁结乎!
《傅青主女科》经水先后无定期(十七)
http://www.zysj.com.cn/lilun…/fuqingzhunvke5190/165-4-4.html


明らかに肝気の鬱結と書かれています。 傅山先生は明末・清初の1600年代に生きた人物なのですが 『傅青主女科』が出版されたのは1827年だそうです。肝気の鬱結の謎はますます深まりました。

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