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吉永進一先生の日本オカルティズム史講座(第三回)

 

 
 
 
吉永進一先生編の『近現代日本の民間精神療法: 不可視なエネルギーの諸相』は名著ですが、戦前の1940年代までを論じたものでした。
 
 

 
 
今回の『日本オカルティズム史ー1950年代』は戦後の参考資料の文献リストが本当に素晴らしく、この分野の学術の最前線と言える内容でした。
 
三浦関造や関口野薔薇など日本における戦後のヨガの発展史、受容の歴史を理解するのに不可欠な人物の解説があります。特にヨガやボディワーク研究者にとっては、今後の吉永進一先生の『近代日本の仏教と民間精神療法』研究は要注目だと感じました。
 
特にニューソートと言われる思想と大本教・生長の家との関連は、まさに証拠に基づく学問でしか扱えない分野です。特に吉永進一先生が「生長の家は日本会議に連なる潮流と学者や知識人を集めたリベラル潮流が同時存在する」とおっしゃった瞬間に目からウロコが落ちました。
 
現代日本の政治や文化の潮流なども、実は伏流水(闇の部分)としてこの分野の理解が不可欠なのです。地雷だらけの危険な領域だからこそ、思い込みではなく証拠に基づいた議論が必要になります。このセミナーは本当に勉強になりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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