老官山漢墓の経絡漆人の発見

 
2021年6月6日
「老官山漢墓から出土した経絡漆人と扁鵲から2,000年失伝した医学書」
 
 
動画の8分50秒あたりからが必見です。経絡漆人の解説があります。
動画の14分あたりが「竹簡」、つまり「老官山医書」です。
動画の18分あたりから扁鵲の説明です。
 
 
1973年にいわゆる『馬王堆医書』、「馬王堆漢墓帛書」が出土し、「陰陽十一脈灸経」や「足臂十一脈灸経」に黄帝内経よりも古い経脈が書かれていました。また、馬王堆医書の『五十二病方』には多くの病気がかかれていました。
 
1983年に『張家山漢簡』が出土し、『脈書』には霊枢・経脈篇の原文になる部分が含まれていました。
 
2012年に出土した「老官山医簡」には『五十二病方』を発展させた『六十病方』や『五色脈診』『経脈書』『扁鵲医論』などが含まれ、さらに経絡漆人までが出土しました。
 
最近、中国の『中医雑誌』では「老官山漢墓」の経絡漆人の手陽明経、手太陽小腸経、手少陽経の経絡の研究の論文が相次いで掲載されています。
 
 
老官山汉墓出土经穴髹漆人像手阳明经脉循行演变研究
张乙小 周兴兰 曾芳 邱科 程施瑞
《中医杂志》 2019年23期
 
 
成都老官山汉墓出土髹漆经穴人像手太阳小肠经循行研究
张迪 周兴兰 曾芳 程施瑞 梁繁荣
《中医杂志》 2019年08期
 
 
成都老官山汉墓出土髹漆经穴人像手少阳脉循行特点研究
周兴兰 张乙小 曾芳
《中医杂志》 2020年11期
 
 

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