【BOOK】慢性痛のサイエンス

 
半場 道子 (著)
医学書院 (2017/12/29)
 

 
 
「痛みの概念に大きなパラダイムシフトが起きている.」というAmazonでの書籍紹介の書き出しの通りです。
 
海馬やミクログリア細胞、神経炎症、デフォルト・モード・ネットワーク、破局的思考など、現在の鍼灸の科学的理論の最先端を学ぶための最低限の知識が見事に整理されているのが、この文献の魅力です。私自身が疼痛科学を学んでいくなかでドロナワ式に学んできたことなので、読んでいて本当に勉強になりました。
 
マイケン・ネダーガード先生の脳のリンパ廃液システムやパーキンソン病と腸内細菌の関係も取り上げられています。疼痛のパラダイム・シフトを理解するには現在、最適の文献だと感じました。
 
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする