桂枝茯苓丸

 
2003年「日本における桂枝茯苓丸の研究と臨床応用」
桂枝茯苓丸在日本的研究与应用
曹惠云 《国外医学(中医中药分册)》 2003年02期
 
 
 
桂枝茯苓丸は『金匱要略』に初出しています。瘀血の基本方剤です。桂枝、茯苓、牡丹皮、赤芍、桃仁の五種類の生薬から成ります。
 
『金匱要略』では「婦人宿より癥病あり、経断ちて未だ三月に及ばずして漏下を得て止まず、胎動が臍上に在る者は、癥痼の害となす。六月にして動く者は、前三月に経水利する時は胎なり。血下る者、後断つも三月なるは衃なり。血止まらざる所以は、その癥去らざるが故なり。まさにその癥を下すべし、桂枝茯苓丸これを主る」とあります。癥瘕(ちょうか)の基本方剤という認識です。
 
私は漢方の知識は素人なので、「瘀血スコアが一定の点数以上なら桂枝茯苓丸証」みたいなイメージです。「日本における桂枝茯苓丸の研究と臨床応用」も似たような認識です。
 
①皮膚粘膜の徴候:眼瞼や顔面の色素沈着(しみ・そばかす)、皮膚のざらつき、鼻出血、歯齦出血、口と唇の暗、手掌紅斑、にきび、じんましん、湿疹、舌紫暗。
 
②腹診:少腹に抵抗感、圧痛あり。
 
③自覚症状:頭痛、頭暈(めまい)、口乾、ホットフラッシュ、腹脹、足の冷え、女性の月経異常。
 
 
癥瘕の代表である子宮筋腫についての鍼の研究は非常に手薄です。
 
 
2010年コクランシステマティックレビュー
「子宮筋腫に対する鍼療法」
Acupuncture for uterine fibroids
Cochrane Systematic Review –
published: 20 January 2010
 
 
【主な結果】
選択基準を満たす二重盲検ランダム化比較試験はなかった。
 
【著者の結論】
子宮筋腫の管理に対する鍼治療の有効性は不明確である。子宮筋腫に対する鍼治療の有効性と安全性を確立するためには、さらなるエビデンスが必要である。長期間の追跡を行う適切にデザインされたRCTが引き続き必要である。
 
 
2012年「最近30年の子宮筋腫の針灸治療の文献研究」
近30年针灸治疗子宫肌瘤的文献研究
王跃梅 《南方医科大学》 2012年
 
 
※ 3、取穴规律分析:(1)取穴归经情况:在针灸治疗子宫肌瘤的临床研究中,使用的腧穴涉及全部的经脉,但穴位主要集中在任脉、足太阴脾经和足阳明胃经上,其所属腧穴使用总频次分别为129(29.59%)、88(20.18%)和78(17.89%)。其中任脉最常用的腧穴为气海,脾经最常用的为三阴交,胃经最常用足三里。(2)选穴情况:作为主穴三阴交(足太阴脾经,11.62%)最常用,其次为关元(任脉,11.27%)和子宫(经外奇穴,10.21%);作为配穴气海(任脉,26.32%)最常用,其次为三阴交(足太阴脾经,9.21%)和太冲(足厥阴肝经,8.55%)。
 
※(4)耳穴分布情况:治疗子宫肌瘤的临床研究选用的耳穴共有15个,主要选用率超过5次的耳穴依次为内分泌、皮质下、子宫、肾和脾;其中,内分泌的使用率最高,其出现的频次为11,使用频次的百分比为20.4%;而皮质下和子宫出现的频次相等,均为8,使用频次的百分比为14.8%。

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