南宋の皇帝、孝宗が贅沢な食事を続けて、カニを食べて下痢が止まらなくなったとき、侍医が市場で特効薬を探し、けっきょくタンニンが豊富なレンコンで下痢が止まったというエピソードがあるそうです。
それで、「秋に寒涼性のカニを食べ過ぎたらレンコン」と言われているそうです。
出典は以下になります。
趙溍《養痾漫筆》孝宗嘗患痢,眾醫不效,德壽甚憂之。過宮,偶見一小藥肆,遣中使詢之曰:「汝能治痢否?」對曰:「專科」。遂宣之,至,請問得病之由,語以食湖蟹多,故致此疾。遂令診脈,曰:「此冷痢也,其法用新采藕節細研,以熱酒調服,如其法杵細酒調數服即愈。」德壽大喜,就以杵藥金杵臼賜之,至今呼為「金杵臼嚴防禦家」。可謂不世之遇。