悪寒発熱に灸するには、まず項の大椎に灸する。年齢の数をお灸の壮数とする。次に尾骶骨に灸する。これも年壮する。背中を視て、陥凹に灸する(膏肓である)。肩腕を挙げて、陥凹しちえる部分に灸する(肩隅穴である)。季肋部の間に灸する(京門(GB25)穴である)。外果の上、絶骨の端に灸する(陽輔(GB38)穴である)。足の小指の次の薬指に灸する(侠溪(GB43)穴である)。腓腹筋の陥凹に灸する(承筋(BL56)である)。外果の後ろに灸する(崑崙(BL60)穴である)。欠盆の鎖骨の骨の上の硬く筋のようなところに灸する。胸中の陥骨の間に灸する(天突(CV22)穴である)。手関節横紋の骨のところに灸する(陽池(TE4)穴である)。臍下の関元(CV4)に灸する。また、毛際の動脉に灸する(気衝(ST30)である)。膝下三寸の分間に灸する(足三里(ST36)穴である)足陽明の動脉拍動部に灸する(衝陽(ST42)穴である)。頭のてっぺんに灸する(百会(GV20)である)。
これは『素問』骨空論篇です。