慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の鍼

 
 
2021年ハーバード大学医学部ブログ
「鍼は、研究では前立腺症状をやわらげる」
Acupuncture relieves prostatitis symptoms in study
December 1, 2021
 
 
以下、引用。
 
ある男性にとっては、鍼はもう一つの治療法となりうる。2018年のレビュー研究では、鍼は慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の症状を薬物療法の副作用なしに減らすことを発見した。
 
 
2018年1月26日『コクラン・システマティックレビュー』
「慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群 の治療における非薬理的介入」
Non-pharmacological interventions for treating chronic prostatitis/chronic pelvic pain syndrome.
Franco JV,et al.
Cochrane Database Syst Rev. 2018 Jan 26;1:CD012551.
 
 
以下、引用。
 
1.鍼は、短期間フォローアップで、偽の介入と比較して前立腺炎の症状をかなりの数で減らした。
鍼では、結果として有害事象はほとんど無かった。
鍼は、標準的なメディカルセラピーと比較しても、かなりの数の患者で慢性前立腺炎の症状を減少させた。
 
 
以下、『ハーバード・ヘルス・パブリッシング』記事より引用。
 
現在、新しい臨床試験が発表され、臨床試験では鍼が長期的に症状をやわらげることを示している。
慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の患者にとって、有名な医学雑誌『アナルス・オブ・インターナル・メディスン』で発表された研究結果は勇気づけられるものである。
 
 
2021年8月17日世界五大医学雑誌『アナルス・オブ・インターナル・メディスン』
「慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の鍼の効果」
Efficacy of Acupuncture for Chronic Prostatitis/Chronic Pelvic Pain Syndrome
A Randomized Trial
Yuanjie Sun, MD et al.
Ann Intern Med . 2021 Aug 17
 
440人の男性患者に8週間20回の鍼治療と、治療後24週のフォローアップ。
 
以下、引用。
 
【結論】
偽鍼と比較して、8週間20回の鍼治療は中程度から重度の慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群に治療後24週も含めて著しい改善があった。
 
 
 
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする