米国・韓国・中国・ロシアの経絡研究

 
 
2021年12月3日『(法輪功の新聞)大紀元』
「未解決の謎:隠れた器官の発見?」
【未解之谜】发现隐形器官?!
 
 
2018年に「間質(Interstitium)」という器官が発見され、三焦や経絡との関連が国際的に話題になりました。
 
 
2018年「認識されていない人体組織における間質の構造と拡がり」
Structure and Distribution of an Unrecognized Interstitium in Human Tissues
Petros C. Benias
Scientific Reportsvolume 8, Article number: 4947 (2018)
doi:10.1038/s41598-018-23062-6 Published online:27 March 2018
 
 
以下、引用。
 
われわれは粘膜下組織、真皮、筋膜、血管外膜の解剖学的概念を改訂することを提案する。それはコラーゲンの壁のようなものではなく、流体で満たされた内腔・空間であることを示唆している。
 
 
2021年の最大の成果は、中国の新奥集团生命科技研究院の経絡の視覚化技術の論文です。
 
 
2021年3月29日
「生体内での蛍光染料による手厥陰心包経の視覚化」
In Vivo Visualization of the Pericardium Meridian with Fluorescent Dyes
李同据(Tongue Li) et al.
Evid Based Complement Alternat Med. 2021
 
 
2015年から2018年にかけて、アメリカ、オーバーン大学のヴィタリィ・ヴォディアノフ教授が次々とプリモ・ヴァスキュラー・システムに関する論文を発表します。
 
 
プリモ・ヴァスキュラー・システムの歴史です。
もともとは北朝鮮の金鳳漢教授が1961年に「経絡経穴の実態としてボンハン小体を発見した」と発表し、日本の大阪医科大学の藤原知教授が追試に成功して世界的なブームとなりました。
 
ところが、藤原知教授以外は誰も追試に成功せず、政争で金鳳漢教授が処刑されたため、忘れられた学説となりました。
 
もともと物理学者で韓国軍で人体の電磁波や生体電気現象を研究していた宋教授が2000年代に藤原知教授を訪れ、ボンハン小体を解剖で剖出するコツを伝授され、2009年からプリモ・ヴァスキュラー・システムのリバイバルが始まりました。
 
 
現在、もっとも興味深いのは、ロシアのサンクトペテルブルク医科大学教授のコンスタン・コロトコフ先生のガス・ディスチャージ・ヴィジュアライゼーションという技術であり、コロトコフ教授ご自身が経絡や気との関連に言及されています。
 
これは、ロシア人のセミョーン・キルリアンが1958年に開発したキルリアン写真の技術をさらに進化させた技術です。
 
2015年にマッサージの効果をガス・ディスチャージ・ヴィジュアライゼーションで評価した研究が発表されています。
 
 
2015年
「マッサージ療法の結果を測定するためのガス・ディスチャージ・ヴィジュアライゼーションの使用の評価」
Evaluating the use of gas discharge visualization to measure massage therapy outcomes
Jolie Haun
J Complement Integr Med. 2015 Sep; 12(3): 231–239.
 
 
これらのアメリカ・韓国・中国・ロシアの経絡研究は、2010年代に未知の次元に入っています。
2020年代は、この分野を探求していきたいです。
 
 
2015年「バイオフィールドサイエンス:現代の物理学的パースペクティブ」
Biofield Science: Current Physics Perspectives
Menas C. Kafatos et al.
Glob Adv Health Med. 2015 Nov; 4(Suppl): 25–34.
Published online 2015 Nov 1.
 
 
2015年「バイオフィールド・サイエンス:歴史・用語・概念」
Biofield Science and Healing: History, Terminology, and Concepts
Beverly Rubik et al.
Glob Adv Health Med. 2015 Nov; 4(Suppl): 8–14.
Published online 2015 Nov 1
 
 
 

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