横紋筋肉腫

 
 
2022年1月25日 イギリスのタブロイド新聞『ザ・サン』
「わたしは単なる痔と言われて、若くて健康だったけど、いま私は死の淵にいる」
 
 
イギリスの25歳のグーグル社員のケイシー・アルトマンさんのケースです。
 
以下、引用。
 
ケイシー・アルトマン(25歳)は、進行がんであったときに痔の治療に送られたと主張している。
 
2020年10月に四番目の医師が、彼女の希少な軟部組織腫瘍である横紋筋肉腫であることを発見した。
 
それは、ふつうは子どもの病気で、イギリスでは60人、アメリカでは年間500人がなって、5年生存率は20パーセントである。
 
ケイシーはグーグルで働いていた。「わたしは完全に健康で、毎日エクササイズして、よく食べて、大学アスリートでしたが、わたしの健康はいま、本当に深刻です。(化学療法が終了した後、再発し、再び化学療法をしているが)おそらくもう時間がないなら、私は重大な決断をしなければなりません」
 
 
横紋筋肉腫を調べました。
 
 
2000年「肛門周囲横紋筋肉腫の2例」
杉山 昌生『日本臨床外科学会雑誌』2000 年 61 巻 7 号 p. 1842-1847
症例1は17歳女性で、肛門周囲痛を主訴に来院した。肛門周囲膿瘍疑いで入院したが、膿瘍ではなく実質性腫瘍だったため、一部を切除し、検索した結果、肛門括約筋原発と考えられる胞巣型横紋筋肉腫と判明した。6年9カ月、再発なく経過している。
 
やはり17歳で、肛門周囲の膿瘍疑いで最初、入院して横紋筋肉腫であったと判明した症例が日本でも報告されています。
 
 
以下の2022年1月の「横紋筋肉腫」は標準的で勉強になりました。
 
 
2022年1月アメリカ・クリーブランドクリニック
「横紋筋肉腫」
Rhabdomyosarcoma
Hatem Kaseb et al.
StatPearls Publishing; 2022 Jan.
 
横紋筋肉腫(RMS)は原始間葉系細胞に由来する骨格筋表現型の原始小児悪性軟部肉腫である。ほとんどの症例は6歳未満の子供で診断される。
四肢の横紋筋肉腫は通常、上にある皮膚の紅斑を伴う、または伴わない、痛みを伴う腫瘤として現れる。
 
 
 

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