ロング・コビット研究:新しい瘀血

2022年3月4日『フォーブス』
「抗体に活性化された内皮細胞はコビット19の血栓リスクを高める」
Antibody-Activated Endothelial Cells Increase the Risk of Blood Clots with Covid-19

以下、引用。

抗リン脂質抗体は、急性コビット19やロングコビットでの血液凝固の説明を助けるかもしれない。コビット19にに感染した1,000人中45人は、年齢・人種・病歴に関係なく、深刻な心臓血管系統、広範囲な血栓の問題がある。

1,000人中45人は少ないように見えるかもしれないが、1億4,000万人のコビット19感染者がいることを考えると、600万人以上に血栓リスクがある。『関節症とリウマチ学』で発表された論文は、コビット19に感染した250人の血液サンプルを分析して、コビット19がルージュ自己免疫抗体によってトリガーされて血栓が形成されることを発見した。

2022年2月ミシガン大学
「コビット19の内皮細胞によって活性化される自己抗体」
Endothelial cell-activating antibodies in COVID-19
Hui Shi, et al.
medRxiv. 2022 Feb 2;2021.01.18.21250041.

以下、引用。

以前の調査で、研究チームはコビット19に感染した患者の血清の自己抗体にさらされたマウスは、驚くべき量の血栓を形成することを発見した。

コビット19の潜在的なバイオマーカーとしての自己抗体への関心は、抗リン脂質抗体が抗リン脂質抗体症候群(APS)と呼ばれるまれな自己免疫疾患を媒介するという証拠によってさらに裏付けられた。

研究者らは、コビット19のIgGに抗リン脂質抗体が存在すると内皮細胞を活性化できると結論付けているが、根本的なメカニズムは不明なままである。

抗リン脂質抗体症候群(APS)は不妊治療の不育症・習慣性流産で聞いたことがある程度です。
ロング・コビット研究でも自己抗体の存在は確実視されています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする