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【ハーバード】ロング・コビットにおける神経損傷は免疫不全により起こる

2022年3月11日 『メディカル・ニュース・トゥデイ』
「ロング・コビットにおける神経損傷は免疫不全により起こる」
Nerve damage in long COVID may arise from immune dysfunction

 

以下、引用。

最新研究の著者たちは、ロング・コビットと皮膚の小さな神経繊維である小径繊維ニューロパシー(SFN)の間に関係があることを記述している。

最近、ハーバード大学医学部の研究者らは、ニューロパシーの病歴を持たずにコビット感染後にニューロパシーとなった患者で実験した。

ロング・コビットの幾人かは感染が引き起こした免疫不全の結果として神経ダメージを引き起こしたことを著者らは発見した。

 

小径繊維ニューロパシーは、皮膚のC線維とAデルタ線維の疾患で、反射検査と皮膚生検で診断します。発汗異常と汗腺の異常が一つの特徴です。体位性頻脈症候群(POTS)とも関連しています。皮膚電気抵抗も検査します。線維筋痛症のような慢性疼痛が特徴です。C線維とAδ線維と慢性疼痛、発汗異常、自律神経異常は、鍼灸研究のど真ん中と完全に重なります。

 

以下、引用。

ニューロパシーの診断テストとして、下肢の皮膚生検で62.5パーセント、上ももの皮膚生検で50パーセント、小径線維ニューロパシーと確定した。

原著論文を読むと、アキレス腱反射の低下、末梢の皮膚知覚の低下、振動覚の低下もあります。

理想よりも平均77%、末梢のピン検査、振動覚、の減衰があり、アキレス腱反射の低下が見られた。

2022年5月
「ロング・コビット患者の末梢ニューロパシー評価」
Peripheral Neuropathy Evaluations of Patients With Prolonged Long COVID
Anne Louise Oaklander,et al.
Neurology: Neuroimmunology & Neuroinflammation. May 2022; 9 (3)

論文著者たちは免疫グロブリン静注療法によるロング・コビット改善例を報告していました。これはギランバレー症候群の治療法です。最近は線維筋痛症でも免疫グロブリン静注療法の使用が検討されています。

 

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