ブラジルの統一健康保険システムSUSと鍼灸

2022年3月22日
「ブラジル病院事業サービス、トリアングロ・ミネイロ連邦医科大学病院の患者は痛み、不眠、パニック発作に対する鍼灸の効果を報告する」
Pacientes do HC-UFTM/Ebserh relatam benefícios da acupuntura sobre quadros de dor, insônia e pânico


ブラジルは現在、世界トップレベルに補完・代替医療を取り入れた医療制度を採用しています。中医学の鍼も取り入れています。ここではパニック障害、不眠症、痛みの鍼の症例が紹介されています。

以下、引用。

SUS統一ヘルスシステムにおける統合・補完的な医療の提供は国の政策によって規制されており、2006年に公式になり、2017年と2018年に更新され、世界保健機関によって代替医療と見なされる29の方法が認められた。

ブラジル政府とブラジル保健省は、2006年に統合補完医療プラクティスのためのナショナル・ポリシーを発表し、統一ヘルスシステム(SUS)として鍼、ホメオパシー、植物ハーブ医学、人智学医学、温熱療法の5つの代替医療を認めました。

2017年3月28日にはブラジル政府から新しいポリシーが発表され、SUSに以下の14の治療法が追加され、合計19の治療法が認められました。

芸術療法、アーユルヴェーダ、バイオダンス、サークルダンス、瞑想、音楽療法、ナチュロパシー、オステオパシー、カイロプラクティック、リフレクソロジー、レイキ、アーユルヴェーダマッサージ、統合コミュニティ・セラピー、
ヨガ

2018年3月12日にブラジル政府はさらに10種類の代替医療を認めました。合計で29種類の代替医療です。

アピーテンセラピー:アビトシン、ロイヤルゼリー、花粉、プロポリス、ハチミツなどの蜂の生産物を使用する方法。
アロマセラピー:植物から抽出された揮発性濃縮物の利用。
バイオエネルギー:苦痛・病気の理解を組み合わせた診断ビジョン。身体の心理療法とセラピー運動を取り入れている。
ファミリー・コンステレーション:世代や家族の成員の意識に無意識的に影響を及ぼす隠れた力動を顕在化させる手法。
クロモセラピー:身体の調和を目的として病気の治療に色を使う。
クレイセラピー:創傷、治癒、傷害、骨粘膜疾患を治療するために水と粘土を利用。
催眠療法:リラクゼーションと集中力により、望ましくない行動を変化できるよう意識の状態を高めて人を誘導する手法。
オゾン療法:オゾンガスを使った治療。
フラワーセラピー:特定の精神的な乱れを変えるために 花のエッセンスを利用して心身のバランスを整える。
按手療法:エネルギーを患者に伝達するため、人の身体の近くに手を置く療法。

2000年代から2020年にかけて世界は大きく変わりました。

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