蘇光燮先生と金洪卿先生

2022年3月27日『韓国鍼灸雑誌』
「経絡研究における二人の研究者の違ってはいるが似ている点」
The Different yet Similar Lives of Two Scholars in Meridian Research
경락연구에서 다른 듯 닮은 삶을 살아온 두 거성: 김홍경과 소광섭
Korean J Acupunct 2022;39:1-2
Published online March 27, 2022


新ボンハン小体を研究した蘇光燮先生と舎岩鍼を研究した金洪卿先生の追悼記事です。

韓国伝統医学の舎岩鍼法では『難経・六十九難』を根拠に手足の経絡の五兪穴を「虚すれば、その母を補う」「実すれば、その子を瀉す」原則で配穴します。

17世紀に禅僧、舍巖道人が原理を発見したと言われています。

金洪卿先生は慶熙大学校韓医学部を卒業したあと出家し、「心身一如」「医禅一致」を提唱していました。

新ボンハン小体の蘇光燮先生は、もともと物理学者、量子力学者であり、韓国の新興仏教である円仏教信者でした。

円仏教は圓光大學校という大学に韓医学部もあり、韓方医院を多数もっています。

蘇光燮先生は、量子力学の考え方と仏教の思想や陰陽五行説は一致するという本も出版されています。

金洪卿先生と蘇光燮先生に共通して感じるのは高い精神性です。
東洋思想を生きた人物だと感じました。

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