藏珍要編と舎巌鍼

2022年1月12日
「『舎岩鍼法学会誌』が創刊される、故金洪卿先生の哀悼の意を込める」
사암침법학회지 발간…故 김홍경 선생 추모 뜻 담아

以下、引用。

学会誌には、特別寄稿文としてジョン・ヨングとキム・ナムイルの「蔵珍要編の八脈交会穴の鍼法研究」が収録された。

 2021年12月
「蔵珍要編の八脈交会穴の鍼法研究」
『장진요편(藏珍要編)』의 팔맥교회혈 침법 연구
A Study on the Acupuncture Method of the Eight Confluent Acupoints in 『Jang-jin-yo-pyeon』
정유옹 ( Jung Yooong ) , 김남일 ( Kim Namil )
사암침법학회지 3권1호2021년 12월1-17(17pages)

韓国の舎岩鍼法学会が発刊した舎岩鍼法学会誌に以下の論文が掲載されました。
著者は慶熙大学の金南一教授です。

以下、引用。

『蔵珍要編』は1894年に松又渓によって書かれた鍼の医学書である。

『蔵珍要編』は韓国には存在せず、日本の有名な柳谷素霊が日本の植民地時代に手に入れ、弟子たちによって日本で出版されたことで知られるようになった。

『蔵珍要編』の中では、病気の深刻度よりも患者の体質が重要視された。

『蔵珍要編』において、虚・実、表・裏、寒・熱、燥・湿の八体質でツボが分類されている。

金洪卿の舎岩鍼法の理論によれば、『蔵珍要編』において虚と実は後溪(SI3)と列欠(LU7)、表と裏は外関(TE5)と内関(PC6)、寒と熱は申脈(BL62)と照海(KI6)で、燥と湿は足臨泣と公孫でコントロールしようとしている。

相対的な関係にある8種類のツボによって、人体の代謝を調整しようとしていたことがわかる。

この本はまた、朝鮮の鍼法が日本の植民地時代に日本に広まり、現代鍼灸の発展に貢献したことを証明している。

このケースを通じて、古くから受け継がれてきた朝鮮固有の鍼法は近代への移行の過程で途絶えたか、日本の植民地時代や朝鮮戦争の時代に韓医学の伝統知識の多くが失われたと推定される。これらの伝統的な韓国の鍼治療を発見し、再び光を当ててルネサンスを起こして、臨床診療で使用できるように努力し、古いものを学ぶことで新しいことを学ぶ温故知新の道をいくべきである。

上記の問題に関しては、2012年に韓国韓医学研究院の安相佑先生が超重要論文を書かれています。

2012年
「舎岩鍼法の伝統と独自性に関する研究」
사암침법의 전통과 독자성에 관한 연구 원문보기
A Research for Tradition and Identity of Saam Acupuncture Method
정유옹 (경희대학교 한의과대학원 기초한의학과 ) ; 이덕호 ( 경희대학교 한의과대학원 기초한의학과 ) ; 안상우 ( 한국한의학연구원 동의보감기념사업단)
Korean journal of acupuncture v.29 no.4 , 2012년, pp.537 – 553

1993年
舍巖鍼法의 著作時期 및 形成背景에 關한 硏究
발행기관 : 대한한의학원전학회
Dal-ho Kim(金達鎬) , 金重漢
大韓原典醫史學會誌vol.7,1993 – 114

2010年「19世紀、『蔵珍要編』における鍼法」
19세기 조선 침구서 장진요편의 침법 연구
The Distinctive Feature of Acupuncture Treatment in ZhangJinYoPian(藏珍要編)
오준호 ( Jun Ho Oh )
Korean Journal of Acupuncture 27권1호2010년 03월159-168(10pages)

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