ヤン・セーバー先生のバランス耳鍼

2021年8月13日『キャンサー』
ドイツ・デュースブルク=エッセン大学
「乳がんサバイバーの不眠症の耳介鍼治療の効果と安全性:ランダム化比較試験」
Efficacy and Safety of Auricular Acupuncture for the Treatment of Insomnia in Breast Cancer Survivors: A Randomized Controlled Trial
Melanie D. Höxtermann et al.
Cancers (Basel). 2021 Aug; 13(16): 4082.
Published online 2021 Aug 13
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8394534/

以下、引用。

耳鍼グループは精神心理教育グループと比較して、顕著に睡眠の質を改善した。耳鍼グループはストレス、不安症状、疲労を精神心理教育と比較して、5週にわたって改善した。

いままでのドイツ耳鍼は、ポール・ノジェ先生の共同研究者だったフランク・バール先生が有名ですが、新しい世代交代が進んでいるようです。

ドイツのヤン・セーバー先生のイアーゼ研究所の不眠症耳鍼プロトコルを使用しています。

以下、引用。

2人のライセンス鍼師、ペルタ・ヴォイスとヴィーブケ・コールという20年と5年の経験ある鍼師がヴェリー・ポイント・メソッドを用いた。

ヴェリー・ポイント・メソッドとは、ドイツのヨッヒェン・グレディッチ先生が開発したヴェリー・ポイント・アクプンクトゥーア・メソード(超正確取穴の鍼の方法)です。細い鍼で、刺さずに皮膚をタッピングしながら、ツボの中のツボを探し出します

ヨッヒェン・グレディッチ先生はマイクロ鍼、口腔鍼を開発しました。
1950年に歯科医師、1954年に医師免許を取得し、博士号を持ち、ミュンヘンで1970年から鍼を行っています。

独特の口腔鍼からヴェリー・ポイント・テクニークを開発しました。

2013年論文
「ヴェリー・ポイント局在化の35年間の経験」
35 Jahre Erfahrung mit der Very-Point-Punktlokalisation
J.GleditschDeutsche Zeitschrift für AkupunkturVolume 56, Issue 2, 2013, Pages 21-24

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