スペインでの鍼灸報道

2022年8月20日 『エル・パイス(El País)』
「ホメオパシーと鍼はパーキンソン病患者を助けるか」
Can homeopathy and acupuncture help patients with Parkinson’s?

スペイン最大の発行部数を誇る日刊新聞『エル・パイス(El País)』に、スペイン国立研究評議会生物学研究センターの上級研究員、ヌリア・E・カンピーロさんによって書かれた科学記事です。

以下、引用。

まず、この質問に対する答えは単一ではない。鍼とホメオパシーは異なるフィールドである。ホメオパシーに関しては強くノーと言う。人々はホメオパシーは偽医学、または偽科学と呼ぶ。

結論として、ホメオパシーはパーキンソン病を治療できない。

鍼は、完全にホメオパシーとは違う。科学的根拠のある臨床試験があり、それは、鍼がパーキンソン病になんらかの改善を確実にもたらすことを示している。

さらに考慮すべきもう1つの側面は、パーキンソン病は慢性疾患であり、試験で決定されたのは鍼治療によってもたらされる即時の緩和であるということである。これが中長期的に機能するかどうかは研究されていない。

これは、バランス感覚に優れた科学記事だと感じました。

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