カリフォルニア州がメディケアの鍼灸予算カットを撤回


2024年9月『アキュパンクチャー・トゥデイ』
「カリフォルニア州医療予算は州予算削減の中、鍼の給付が維持される」
Medi-Cal Benefits Saved Amid State Budget Cuts


カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、同州が540万ドルを拠出している鍼治療の給付を2024年6月15日に取りやめる予定でした。

ところが、2024年5月23日にサンフランシスコのチャイナタウンで鍼のファンや鍼師たちが政治集会を行い、鍼治療給付廃止に反対の声明を出しました。『アキュパンクチャー・トゥデイ』でも、この決定に対して反対の声明を行いました。


2024年5月29日、同州議員のスコット・ウィナーがニューサム知事と交渉に入り、6月24日に知事は鍼の給付廃止を撤回しました。


2024年6月24日
「ニューサム知事は医療予算カットから鍼の予算カットを取りやめる」
Governor Newsom Upholds Acupuncture Benefits in Medi-Cal Amid Budget Cuts

以下、引用。

【協力による勝利】
メディケアにおける鍼治療の給付が維持されたのは、鍼治療コミュニティ、主要な議員、メディケア受給者による共同の努力によるところが大きい。カリフォルニア鍼治療連合の 6 つの協会メンバーは、メディケアの鍼治療サービス維持の取り組みにおいて重要な役割を果たした。

学校や草の根運動への関与に対して、米国鍼灸協会理事長(『Acupuncture Today』創刊編集長)のマリリン・アレン氏を含むカリフォルニア州全域の鍼灸学校の教師と生徒、中国文化科学院、鍼灸・統合医学学校、アルハンブラ医科大学、カリフォルニア大学シリコンバレー校、ロサンゼルス東国大学、ファイブブランチ大学など、この取り組みに参加したすべての方々に感謝の意を表したい。



スコット・ウィナー議員や反対運動に参加したカリフォルニア日系鍼灸師協会(JAAC)の箕田さおり先生にも謝辞が捧げられています。

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