耳穴: 「胸(AH10)」「胸椎(AH11)」 「頚(AH12)」「頚椎(AH13)」

 

 

「対耳輪」にある耳穴「頚(AH12)」の主治は、寝違いと頚項の腫れ痛みです。耳穴「頚椎(AH13)」の主治は寝違いと頚腕症候群です。耳穴「胸(AH10)」の主治は胸肋疼痛、胸悶、乳腺炎です。耳穴「胸椎(AH11)」の主治は胸肋疼痛、月経前乳房脹痛、乳腺炎、産後乳汁分泌不全などです。

 

左側がフランス式耳穴の
「頚椎(Cervical Spine)」、
「胸椎(Thoracic Spine)」、
「腰椎(Lumbar Spine)」、
「仙椎(Sacral Spine)」、
「尾骨(Coccyx:/kɑ’ksiks/:カクシクス)」です。

 

右側が中国式耳穴の
「頚(AH12)」、
「頚椎(AH13)」、
「胸(AH10)」、
「胸椎(AH11)」であり、まったく位置が異なります。

 

中国式耳穴の
「頚(AH12)」、
「胸(AH10)」、
「腹(AH8)」、
「殿(AH7)」、
「坐骨神経(AH6)」にフランス式耳穴の脊柱が並んでいるのです。

 

中国式耳穴の「腹(AH8)」の主治は腹痛・腹脹・下痢・急性腰部捻挫です。フランスでは腰椎なので、ぎっくり腰には試す価値があります。「殿(AH7)」の主治は座骨神経痛と殿部の筋膜炎なので、腰痛に試す価値があります。「座骨神経(AH6)」の主治は座骨神経痛です。

鍼灸師の立場からすれば、最も重要な部分になると感じます。

 

 

 

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