COVID19合併症

 

 

2020年9月24日『デイリーO』
「いかにして鍼はCOVID19合併症の治療を助けるのか」
 
 
 
著者はニューデリーで36年の臨床経験を持つ鍼師であるラマンカプール先生です。
 
 
以下、引用。
 
最も多く見られる難治症状は難治性の咳と喉の痛み、極度の疲労、ポストCOVID肺疾患、不安・鬱・不眠、中程度の外傷性脳損傷と同じ程度の認知障害、腹部膨満、過敏性腸、悪心と嘔吐、腹痛。
 
患者はCOVIDとの格闘の後で気の枯渇により極度の疲労を悪化させる。これは視床下部ー脳下垂体系統の不活性化のためである。鍼は5日間の選択されたツボの治療で80%の患者の疲労レベルが改善した。
 
ポストCOVID肺疾患は鍼灸で効果がある。原則として身体の自己治癒力を促進する。これらの患者の症状はCOPD慢性閉塞性肺疾患と同じく肺実質炎で肺実質が損傷している。
 
不安症、うつ病、不眠はポストCOVIDの患者によく見られるが、鍼はメラトニンとセロトニンを放出する。
 
多くの患者はCOVIDから回復しても認知機能や記憶障害に長く苦しむ。これは感染への反応であり、血液が極度にドロドロになっている。これは特にICUの患者に見られる。鍼は認知機能を改善する。
 
ポストCOVID消化器症状は難治性の悪心と嘔吐、食欲不振と腹部膨満、腹痛と過敏性腸症候群である。患者は4週間、週に3回の針治療を行う。これらの症状は(東洋医学の)脾・胃・肝の問題である。
 
 
さすが臨床経験36年の鍼師の分析だと思います。中国はSARSの際にSARS後遺症患者を漢方や鍼灸で治療していました。
 
 
 
 

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