肘痛:王文遠先生の平衡針

 

肘痛は中医学の肘労、労損、肘部筋傷の範疇に入ります。西洋医学の上腕骨外側上顆炎 、テニス肘、上腕骨内側上顆炎、ゴルフ肘に相当します。

 

北京中医薬大学の王文遠先生の平衡针では、肘痛穴を使います。

2016年「平衡鍼と阿是穴の囲刺の組み合わせによるテニス肘30例の臨床観察」
平衡针配合阿是穴围刺治疗网球肘30例临床观察
葛谈 齐昌菊 《湖南中医杂志》 2016年04期
http://www.cnki.com.cn/Article/CJFDTOTAL-HNZO201604058.htm

 

囲刺とは病変部を囲んで刺す刺法です。王氏、平衡针では外膝眼が外側肘痛穴、内膝眼が内側肘痛穴であり交叉取穴で、右手の病は左足に、左手の病は右足に取穴し、上腕骨内側上顆炎なら外側肘痛穴(外膝眼)、上腕骨外側上顆炎なら内側肘痛穴(内膝眼)に取ります。
(内上髁炎取外侧肘痛穴,外上髁炎取内测肘痛穴
http://blog.sina.com.cn/s/blog_6832cbdb0100j9l6.html )

 

山西中医学院の山西中医学院の楊占林先生が1986年に発表した、『同経相応取穴法』では交叉取穴で、例えば肘痛の場合、

尺沢ー陰陵泉、
曲池ー犢鼻、
少海ー陰谷、
小海ー委陽・委中、
曲沢ー曲泉
清冷淵ー風市

となります。

2013年「『同名経配穴法』による上腕骨外側上顆炎の治療の臨床経験と詳細」
同名经配穴法在肱骨外上髁炎针灸治疗中的临床应验与发微
史坚鸣 《中医临床研究》 2013年12期

 

 

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