日本環境感染学会:医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第1版)

 

 

2020年2月12日『日本環境感染学会』
「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第1版)」の公開について
(全文オープンアクセス)

 

以下、引用。

【3)外来患者への対応】
現時点においては、発熱や呼吸器症状を訴える患者が外来を受診しても新型コロナウイルス感染症の患者に遭遇する確率はかなり低いと考えられます。通常の一般外来で発熱患者に対応する職員は常時マスクを着用し、手指衛生の徹底をはかります。事前に感染リスク(湖北省への渡航歴または、湖北省に滞在歴のある人との濃厚接触)があることを申告して受診される場合は他の患者と導線を切り離して対応できる場所を確保し、診療を行うことが望ましいと考えられます。疑い例定義に合致する患者に対応する医療スタッフは、それぞれの曝露リスクと施設の基準に応じて個人防護具を装着します。特にエアロゾル発生手技(例: 気道吸引や気管挿管など)では N95 マスクの装着が推奨されます。外来に多くの発熱患者が訪れた場合は、インフルエンザ流行期の対応に準じて外来で適切な場所を確保して他の患者との距離を保つように工夫します。

 

 

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