2021年2月16日
『鍼とオキシトシン生成システム:自閉症の有望な治療法』
Acupuncture and oxytocinergic system: The promising treatment for autism
Tangfeng Su and Lei Peicorresponding author
Transl Neurosci. 2021 Jan 1; 12(1): 96–102.
Published online 2021 Feb 16. doi: 10.1515/tnsci-2021-0011
これまでに何度か鍼とエンドカンナビノイド・システムという新しい鍼の治効機序について話しましたが、まさに現代はパラダイム・シフトの様相を呈しています。
以下、引用。
オキシトシンはエンドカンナビノイド・システムを媒介した社会報酬プロセスをマウスの脳の側坐核において、促進することが発見された。鍼は視床下部オキシトシン・システムをトリガーすることで自閉症の治療効果があり、エンドカンナビノオイド、ドーパミン、セロトニンのようなニューロトランスミッターを放出させる。これは鍼が自閉症の治療で用いられるメカニズムを研究するガイドとなるだろう。例えば、2Hzの電気鍼を30分間受けたラットは明確に血清中と脳脊髄液のオキシトシンレベルが上昇した。The antinociceptive effect of non-noxious sensory stimulation is mediated partly through oxytocinergic mechanismsK Uvnäs-MobergActa Physiol Scand . 1993 Oct;149(2):199-204.10-20Hzの電気鍼治療は、ラットの視床下部におけるオキシトシンレヴェルを上行性調節した。Effect of oxytocin on acupuncture analgesia in the ratJun YangNeuropeptides. 2007 Oct;41(5):285-92.
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