2000年 インスブルック大学 アンドレアス・シュレーガー
『英国麻酔科学会雑誌』
「高麗手指鍼穴への指圧は斜視の手術後の子どもの嘔吐を減らす」
Korean hand acupressure reduces postoperative vomiting in children after strabismus surgery
A. Schlager M. Boehler F. Pühringer
Br J Anaesth. 2000 Aug;85(2):267-70.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10992837/
https://www.bjanaesthesia.org/…/S0007-0912(17)3731…/fulltext
斜視の外科手術を受ける3歳から12歳の子ども50人をプラセボ群と指圧群に分けます。
外科手術前に30分指圧し、さらに24時間、指圧的な器具を貼付します。
結果として、指圧群では嘔吐が少なかったです。
体鍼の「内関(PC6)」に相当する高麗手指鍼の「K9」が使われました。
1991年にミシガン大学のルイスらが斜視の手術をした子どもに対して、体鍼の「内関(PC6)」が無効であり、プラセボ効果と変わりなかったことを報告しています。
1991年
「斜視矯正外科手術をおこなった子どもの手術後の嘔吐に対する内関(PC6)の効果」
Effect of P6 acupressure on postoperative vomiting in children undergoing outpatient strabismus correction
I H Lewis et al.
Br J Anaesth. 1991 Jul;67(1):73-8
以下、2000年論文より引用。
「(1991年ミシガン大学の)ルイスらは「シーバンド」とよばれる内関を刺激するリストバンドを用いて斜視矯正の外科手術を受けた子どもでは、プラセボ・グループとまったく変わらないことを発見した。しかし、われわれは高麗手指鍼のK9は、斜視矯正手術後の子どもの嘔吐を顕著に減らすことを発見した。
コメント