視神経委縮の鍼灸治療

視神経委縮は東洋医学の「青盲」だそうです。
『鍼灸甲乙経』では「青盲では遠くが見えない、承光穴がこれを主る」とあります。

隋の時代、巣元方が書いた『諸病源候論』では、青盲について以下のように述べられています。

青盲の患者は外見上には目に何の異常もなく、黒と白はハッキリしているが見ることができない。五臓六腑の精気はみな上に注いでいるが、もし臓腑が虚したり風邪や痰飲が乗じて、熱があれば目は赤く痛みが、熱が無ければ単に目に内障を生じるだけで外見の変化は現れない。このように臓腑の奇穴が目を栄養できなくなると、外見に異常がなくてもものが見えなくなる。これを青盲という。

2019年に視神経委縮の鍼のシステマティックレビューが出版されています。

2019年1月1日「視神経委縮の手技鍼：システマティックレビューとメタアナリシス」
Manual Acupuncture for Optic Atrophy: A Systematic Review and Meta-Analysis
Fang-Yuan Zhi
Evidence-based Complementary & Alternative Medicine. 2019, p1-12. 12p.