五運六気

「己亥年(2019年)の運気の演算と疾病予防の研究」
己亥年(2019年)运气推演及疾病防治探微
李晶 《中华针灸电子杂志》 2019年02期

天津中医药大学第一附属医院针灸研究所の李晶先生は2017年から3年間、五運六気の予測を出しています。

丁酉年(2017年)运气推演及中风病防治探微
李晶 《中华针灸电子杂志》 2017年01期

戊戌年(2018年)运气推演及疾病防治探微
李晶 《中华针灸电子杂志》 2018年01期

私も20年以上、五運六気予測を続けています。負けないぞ!よく予測を外しているけど!

2019年は己亥(つちのと・い)の歳です。
己、亥の干支となります。己は足太陰脾経、亥は手少陽三焦経です。

五運六気学説では「土運不及」で「厥陰風木司天」「少陽相火在泉」となります。

土運不及はイコール木運太過なので、木運太過と厥陰風木が重なります。木克土の年となります。风化三,湿化五,火化七なので風湿熱です。

三の気は小満の初申(5月23日)より大暑の初午(8月1日)のおよそ60日余りであり、大征は火に応じ、客気は厥陰風木であり、中見は土運であり、木が土を相克し、天政がしかれ、風がすなわち起こり、民は耳鳴・めまいに泣く。厥陰の客気である風気を治療するが宜しい。辛味で補い、酸味で瀉し、甘味で緩める。その歳穀は青であり稲がよろしい。風邪を制すれば害を与えることなし。

現在は風による耳鳴とめまいが増えるという予測です。

四の気は大暑の午日(8月1日)から秋分の辰日(9月29日)までのおよそ60日余りであり、主気は太陰湿土で、客気は少陰君火であり、五運は土運で土がそのあるべきところに位置し、少陰君火もあるため蒸し暑い暑さが至り、湿熱があいうち、民は黄疸になって水腫となる。少陰の火気を治療するが宜しい。鹹味をもってこれを補い、甘味をもって瀉し、酸味をもってこれを収斂する。歳穀は丹(赤)であり、間穀には豆が宜しい。邪熱を制すれば害することはない。

http://zhongyibaodian.com/shengjizonglu/122-5-6.html

天津の李晶先生の予測では、「三の気は風気に偏勝するので治則は平肝熄風(へいかんそくふう)であり、四の気は湿熱があい争うことに注意して清熱利湿し、五の気は燥湿が交互に入れ替わるので温陽あるいは利湿し、終の気は冬に春令がめぐるので温病を防ぐことに注意する」と書かれています。

現在の日本の三の気は、冷えて風にあたり、鼻水や体を冷やしての肩痛など風寒の要素があり、めまいも風邪(外風)による印象で、平肝熄風という印象はないです。

五の気は秋分の初己(9月29日)から、小雪の初卯(11月26日)までのおよそ60日余りであり、主気は陽明燥金であり、客気は太陰湿土であり、土運であり、主運と客気が土で重なるため、燥湿はさらにあらそい、沈陰がすなわち広がり、寒気が体に及び、風雨がすなわちめぐる。太陰の湿気を治療するが宜しい。甘みで補い、苦味で瀉し、甘味でこれを緩和する。歳穀は丹であり、間穀は朝であり、湿邪をよく制すれば害をなすことはない。

終の気は小雪の初卯(11月26日)から大寒の丑(1月23日)までの60日余りであり、太陽寒水が主気であり、客気は少陽相火で、土運であり、火と土があい得て、畏火が令をつかさどり、陽がすなわち大いに化し、蟄虫がすがたを著し、流水は凍らず、地気は大いに発し、草はすなわち生え、人はすなわちのびやかになるが、その病は温厲である。少陽相火の客気を治するが宜しい。鹹味でこれを補い、甘味でこれを瀉し、鹹味でこれを軟する。歳穀は丹(赤)であり、間穀には豆が宜しい。火邪を制すれば害をなすことはない。

2020年は庚子です。庚(かのえ)は手陽明大腸経で子(ね)は足少陽胆経です。

五運では金運太過、六気では少陰君火司天、陽明燥金在泉になります。

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