薬物中毒の鍼

2019年1月18日WKRC TV Cincinnati
「研究は鍼が薬物中毒との戦いに有効であるかもしれないと主張している」
Study claims acupuncture may help those battling addiction

リンク先に3分12秒のニュース動画があります。

2019年1月18日
「バトルフィールド・アキュパンクチャーは、民間人のオピオイド使用も減らす」
Battlefield acupuncture reduces opioid use for civilians too

リンク先に2分間の動画があります。

ヴァンダービルト大学は20ドル(約2.000円)でバトルフィールド・アキュパンクチャー(戦場鍼)を民間人にもしてくれます。

この2分間の動画を見ると、患者に戦場鍼をしている女性の資格はRN(レジスタード・ナース:登録看護師)、MSN(マスター・オブ・サイエンス・ナース:科学修士看護師)、FNP(ファミリー・ナース・プラクティショナー)です。

アメリカのナース・プラクティショナーは傷の縫合や投薬の権利もある医療職です。アメリカの鍼の論文は看護師が書いていることも多いです。アメリカは医療職が高学歴で複数の資格を持っていることが多いです。

アメリカは州によって医療資格が違い、しかも専門職ボードが自治するシステムなのでこういう事が起こります。アメリカの半分くらいの州は理学療法士やカイロプラクターが週末2時間×10回の20時間程度の講習で鍼をうっている現実があります。

イギリスはもっとひどくて、妊婦の吐き気どめの内関は助産師さんが1日の講習で刺して、保険が効きます。「誰でも出来るように技術を標準化しないと!」という言説を聞くたびに、私の頭の中には、このワンデーセミナーで習得できる「コンビニ鍼灸」「マニュアル鍼灸」のことが浮かんでしまいます。

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