【新型コロナウイルス】数理疫学モデルの不確定性

2020年4月3日『WIRED』
「なぜ数理疫学モデリングはイギリスのロックダウンがいつ終わるのかを言うことができないのか?」
Why modelling can’t tell us when the UK’s lockdown will end

アウトブレイク数理モデリングはCOVID19の政府の政策の重要な部分であるけれども、すべての数理モデルは不確定性により穴だらけである。

真剣に感染症数理モデルを調べたら「不確定で穴だらけである」であることが簡単に理解できます。数理社会学という学問分野では、ただ一つの数理モデルを真実であるとみなすことはありえません。数理モデルは思考の道具であり、複数の数理モデルを比較してもっとも可能性が高いと社会学専門家が認める数理モデルを採用します。つまり、数理モデルは社会学専門家の主観なのです。これは2000年代に最も引用された数学論文の著者であり、最も有名なベイズ数学者で数理社会学者であるエイドリアン・ラフトリーが1980年代に発表して数理社会学の常識となった考え方であり、まさにベイズ的世界観です。

以下、引用。

パンデミックの不確定要素のため、数理モデルに関するベスト・アドバイスとは、数理モデルが提供する予測とは、未来についての不確定な範囲での「不足したデータに基づいているということである。

この視点を持つか、持たないかは大きな違いだと思います。

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