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コビット19に対する漢方治療におけるマレーシア政府の見解

2022年8月7日『マレーシア・ナウ』
「コビット19治療の中国伝統医学におけるグレーゾーン」
The ‘grey’ zone of traditional Chinese medicine in treating Covid-19

 

マレーシア、ボルネオ島のサラワク州の臨床経験50年!のタン・キット・ウェン医師は、もともと西洋医師ですが途中から漢方に転じました。ほとんどは慢性疾患の患者さんでしたが、2年前からコビット19の治療を始めました。

 

以下、引用。

(ロックダウンした)当時は、州の病院で一日に500処方を供給していた。そして、タン・キット・ウェンによれば、治療の反応は良いという。

マレーシアは、中国政府と今年の初めに伝統医学臨床の発展に関する覚書にサインしたが、保健省局長のノール・イシャムによれば、中国伝統医学はコビット19への漢方の効果を証明する科学的根拠に欠けている。

コビット19マネージメントにおける漢方治療の効果について、中国のような国々がポジティブな結果を残していることをマレーシア保健省は認識している。

また、WHO専門家レポートがコビット19の治療における2022年評価で、中医学がマイルドからモデレートなケースで従来の西洋医学治療に加える形でリスクを減らす効果があることを発見したことを報告したことも承知している。

中医学と医師の協会のサラワク医師は、「マレーシアにおける中医学の発展はずっとグレー・エリアだった。漢方の経済的な成功にも関わらず、中医学プラクティショナーはまだ、マレーシア政府の公式ヘルスケアシステムで認められていない」と語った。

 

マレーシア政府の官僚は、中国伝統医学の漢方がある程度の効果を出していることを認めつつ、さらにWHOの専門家レポートも認識しつつ、非常に冷静な判断をしていると感じます。

開業医や産業界から「中医学漢方の使用を承認してほしい」という要請を聞きながら、科学的根拠がまだ存在しないために慎重な姿勢をとるという立場になります。

 

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