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本態性高血圧

 
2022年10月26日
「システマティックレビューのオーバービュー:本態性高血圧の鍼」
Zhou M,et al.
International Journal of General Medicine » Volume 15
Published 8 November 2022 Volume 2022:15 Pages 8093—8109
Accepted for publication 26 October 2022
 
 
以下、引用。
 
【結論】
現在、鍼は本態性高血圧に対してある程度の効果はあるかもしれないが、エビデンスのクオリティは低い。
 
 
2015年にカルフォルニア大学医学部のジョン・C・ロングハースト教授は、65人の高血圧患者で記念碑的論文を書かれています。
 
 
2015年
「高血圧患者への電気鍼の長期持続的な血圧降下:ランダム化比較試験」
Long-Lasting Reduction of Blood Pressure by Electroacupuncture in Patients with Hypertension: Randomized Controlled Trial.
John C. Longhurst .et al.
Medical Acupuncture Vol. 27: Issue. 4: Pages. 253-266
 
 
基礎研究は結構、有望な結果が多い印象があります。
しかし、臨床的には本態性高血圧に対して鍼単独で治療するというのはありえないと感じます。
 
すべての患者さんが西洋医学の降圧剤を使用している前提で、降圧剤の副作用に鍼を使用するという補完医療戦略を取ったほうが現実的だと思います。
 
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