ドイツ中医学ハイデルベルク学派

 
2023年3月8日ドイツ公共ラジオ局『SWR1』
「中医学はリフレクソロジーである」
Traditionelle Chinesische Medizin ist eine “Reflexologie”
 
 
以下、引用。
HSCMドイツ中医学ハイデルベルク学派は、ヘンリー・ヨハネス・グレテンが西洋における中医学としてハイデルベルクモデルを設計した。
 
 
ヘンリー・ヨハネス・グレテン医師は複数の中医学の文献を出版しており、ドイツの公認大学システムiba(国際職業アカデミー)の中医学教授だそうです。
 
医師になるか歌手になるか迷っていたそうで、スカラ座からメトロポリタン劇場で活躍したジュゼッペ・デ・ルカの最後の弟子でイタリアのミラノ・スカラ座で活躍したスキピオ・コロンボに声楽を学んだそうです。つまり、医師であると同時にプロレベルの声楽家でもあります。
 
グレテン先生は必ず脈診と舌診をおこない、詳細に問診します。さらに血液検査も必ず行うそうです。
 
例えば、中医学の「風邪」という概念は、西洋医学のウイルスや細菌よりもはるかに広いが、その概念は臨床に有用であると考えています。肥満細胞ーサブスタンスPのメカニズムが中医学の風邪と関連しているという西洋医学的分析も行っています。
 
 
以下、引用。
「わたしは西洋医学用語で説明する。中医学は宗教ではない。中医学は魔法・魔術でもない。応用システム生物学である」とグレテン医師は言う。
グレテンは単独ではなく、他の 8 人の医師と共にグループ診療を行っている。チームには心臓専門医、内科医、小児科医、および 5 人の理学療法士が含まれる。
 
 
ドイツ語圏にはウィーン科学鍼灸学派があります。これはICMART(International Council of Medical Acupuncture and Related Techniques)の母体であり、鍼灸を完全に西洋医学の視点から研究するものです。
 
いままでのヨーロッパではICMARTのような西洋医学的な鍼研究か、あるいは完全に陰陽五行説の東洋医学かの2択だった印象があります。
 
ドイツ中医学ハイデルベルク学派は中国の影響を受けつつドイツ独自の見解を入れており、フランスに中医学専門雑誌ができたことといい、2023年の新しい思想的潮流を感じます。

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