Hakohugu– Author –
Hakohugu
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魏晋南北朝や五胡十六国時代、六朝時代は本当に暗黒時代だったのか
『「内経」に記載された経穴名の研究』 佐伯 路子, 高橋 幸, 松元 丈明, 木下 晴都 『全日本鍼灸学会雑誌』1985 年 35 巻 3-4 号 p. 215-225 以下、引用。 現行経穴名での記載は、「素問」単独で15穴、「霊枢」単独で77穴、「素問・霊枢」の両書では... -
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魏晋南北朝と五胡十六国:漢字の魔力「言語はウイルス」
『中国の歴史5 中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』 川本 芳昭 講談社 (2020/12/11) これも名著です。 五胡十六国、魏晋南北朝こそが中国文化理解のポイントだと感じました。 「胡」と呼ばれる非漢民族たちは武力で上回り、支配者となり、四書五... -
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【BOOK】『南北朝時代―五胡十六国から隋の統一まで』
『南北朝時代―五胡十六国から隋の統一まで』 会田 大輔 中央公論新社 (2021/10/18) 著者の会田大輔先生は、1981年生まれです。 若い歴史学者の先生方は本当に凄いです! 中国医学で言うなら、春秋戦国時代から秦漢は『黄帝内経』『難経』の時... -
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片頭痛に対する鍼治療の作用機序
「片頭痛に対する鍼治療の作用機序を機能的MRI で解析する」 石山 すみれ, 柴田 靖, 鮎澤 聡, 松下 明, 松村 明, 石川 栄一 『日本頭痛学会誌』2021 年 48 巻 1 号 p. 155-158 以下、引用。 デルマトーム C2 領域の後頭部皮下(耳尖の高さ) に対... -
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仏教医学研究
2021年 「多賀法印流の思想について」 進藤 浩司 『印度學佛教學研究』2021 年 69 巻 2 号 p. 570-575 ものすごく勉強になりました! 2014年「梶原性全の医の倫理」 進藤浩司 『名古屋大學中國哲學論集』13号, pp.55-75 2015年「『頓医抄... -
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ススキ
邵輝先生の YouTube、「漢方薬としてのススキ」です。 ススキは中国では「尾花」であり、『本草綱目』では「芒」です。 【气味】甘,平,无毒。 【主治】人畜为虎野狼等伤,恐毒入内,取茎杂葛根浓煮汁服,亦生取汁服。(藏器)。煮汁服,散血(... -
【YouTube】東洋医学の最新情報
【YouTube】東洋医学の最新情報 vol.58「東洋医学の歴史3 漢から魏晋南北朝」をアップしました
東洋医学の最新情報 vol.58「東洋医学の歴史3 漢から魏晋南北朝」をアップしました。 ぜひご覧ください*´∀`)ノ -
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鍼治療と炎症
2021年10月13日『ネーチャー』 「電気鍼はいかにしてマウスの炎症を鎮めるのか?」 How electric acupuncture zaps inflammation in mice 「鍼治療の炎症への影響の背後にあるニューロン」 The neurons behind acupuncture’s effect on inflammation... -
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馬王堆医書の十一経脈から『霊枢』の十二経脈へ
2021年10月『中国針灸』 「漢代の十一経脈が十二経脈に至った伝変の解剖学的根拠」 汉代十一脉到十二脉转变的解剖依据 李永明 《中国针灸》 2021年10期 http://www.cnki.com.cn/Article/CJFDTOTAL-ZGZE202110023.htm アメリカ中医学会の会長... -
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陰陽家、鄒衍と五行説
中国、戦国時代の諸子百家のひとり、陰陽家の鄒衍(すうえん)は、日本の教科書的には「陰陽五行説を創った人」みたいに書かれていますが、これには昔から違和感がありました。 正確には、「五徳終始説と大九州説を創ったのは鄒衍と信じられている(伝...