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明代、喩昌の秋燥の理論
明代、喩昌著『医門法律』秋燥論 秋の季節の秋燥の理論は明末の1643年、喩嘉言著、『医門法律』で提唱されました。 秋燥の概念は『黄帝内経素問・陰陽応象大論篇』の「燥勝てばすなわち乾く」に由来します。 金代、劉完素は『素問玄機原病式... -
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己亥の五之気と秋分
今年は秋分の後の9月29日から五運六気の「五之気」となります。 金元四大家、張従正著『儒門事親』五之気の記述をまとめたものです。 以下、引用。 【秋分以降の五之気】 秋分から小雪の間の五之気の病では喘息が多発し、嘔逆し、咳嗽や婦人の往来... -
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五運六気:五の気
己亥岁图 五の気は秋分の初己(9月29日)から小雪の初卯(11月26日)までのおよそ60日余りであり、主気は陽明燥金であり、客気は太陰湿土であり、土運であり、主運と客気が土で重なるため燥湿はさらにあらそい、沈陰がすなわち広がり、寒気が体に及び、風雨が... -
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【BOOK】『夜泣き・かんしゃくがおさまる! 赤ちゃんスヤスヤ 魔法のねんねタッチ』
夕部智廣 著 「夜泣き・かんしゃくがおさまる! 赤ちゃんスヤスヤ 魔法のねんねタッチ」 秀和システム(2019年9月21日) ゆうべファミリー治療院の夕部智廣先生は鍼灸師・保育士で大師流小児はり上級認定施術者です。日本東洋医学会や日本小... -
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『中医臨床』謝強先生のロングインタビュー
『中医臨床』VOL.40 No3.(2019年9月) 鍼灸師としては、12ページから21ページの謝強先生のロングインタビューだけでももとがとれる内容です。 謝強先生の鍼灸の新穴、「開音1号穴(开音1号)」、「開音2号穴(开音2号)」、「開音3号(开音... -
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『傷寒論』傷寒例の秋分の理論
後漢の張仲景著、『傷寒論』傷寒例です。 以下、引用。 これゆえ冬至以後は一陽(陽気)が上昇し、一陰(陰気)が下降する。夏至以降は一陽(陽気)が下降し、一陰(陰気)が上昇する。冬至と夏至の「二至」は陰陽の合うところであり、春分と秋分の... -
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硬鍼灸と軟鍼灸
「鍼の研究の困惑と仮説」 针刺研究的困惑与假说 李永明 《中国中西医结合杂志》 2013年11期 (無料オープンアクセスPDFファイル有り) アメリカ中医学会(American TCM society)の会長である李永明先生の論文です。この論文は日本人鍼灸師にとって重... -
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肝欝気滞型不眠症における肝胆経への熱敏灸
2018年3月、一流科学出版社『エルゼビア社』から出版されている『ワールド・ジャーナル・オブ・アキュパンクチャー・モクシバスチョン(世界鍼灸雑誌)』 「肝欝気滞型不眠症患者の不安とウツへの熱敏灸とエスタゾラムの効果の比較」 Effect compar... -
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インド政府が鍼を独自のメディカルシステムとして承認
2019年2月23日 インドの新聞『ザ・トリビューン』 「インド連邦政府は、鍼を独立した医学システムと認めた」 Union Govt recognises acupuncture as independent medical system 以下、引用。 ついに鍼はインドにおいて独立したメディカル... -
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【BOOK】『近現代日本の民間精神療法』2
『近現代日本の民間精神療法: 不可視なエネルギーの諸相』 栗田英彦/塚田穂高/吉永進一 編 国書刊行会 2019/09/13 先日もご紹介しましたが、個人的には素晴らしい内容です! 特に尊敬する吉永進一先生のあとがきの中での井村宏次先生との...