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金元四大家、劉完素の経絡弁証
金元四大家の劉完素先生が1172年に書かれた『素問病機気宜保命集』巻下・薬略第三十二(鍼法附)です。 『素问病机气宜保命集』卷下・药略第三十二(针法附) 金元四大家、寒涼派の劉完素先生は、異民族支配下の金朝に生きました。劉完素先... -
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経絡弁証の歴史
「経絡弁証の源流と発展」 经络辨证的源流与发展发微 张旭东 李瑞 北京中医药大学针灸推拿学院 《上海中医药杂志》2017年 第7期 1973年に馬王堆漢墓帛書が出土し、陰陽十一脈灸経や足臂十一脈灸経に黄帝内経よりも古い経脈が書かれて... -
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WHOのBody constituents patternsと気血津液弁証
「舌苔と気血水及び脾胃の失調病態との関連性について」 嶋田 豊, 古田 一史, 柴原 直利, 高橋 宏三, 寺澤 捷年 『日本東洋医学雑誌』1995 年 45 巻 4 号 p. 841-847 この論文では寺澤捷年先生の「気虚スコア」「気欝スコア」「気逆スコア」... -
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中西医結合の活血化瘀研究
2018年12月19日 「中国の学者が『心気虚血瘀』と補気活血の処方の中薬の作用機序を提示した」 我学者揭示心气虚血瘀和补气活血复方中药作用机理 芪参益气滴丸は黄芪、丹参、三七などの活血薬が成分の中成薬です。 論文の著者である北京大学... -
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咳止めシロップ、蜜煉川貝枇杷膏と葉天士
2018年2月27日『アジアワン』 「中国の咳止めシロップの「蜜煉川貝枇杷膏(ニンジョムペイパコア)」はインフルエンザがアウトブレイクするニューヨークで人気になっている」 Chinese cough syrup Nin Jiom Pei Pa Koa gains popularity ami... -
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臓腑弁証の脾不統血証の歴史
脾不統血証は世界保健機構(WHO)のICD-11では「Spleen failing to control the blood pattern (脾臓が血をコントロールできないパターン)」です。 慢性の出血、皮膚に赤や紫の斑点ができて出血したり、女性でシミとなり、血色が悪く、無気力... -
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【医道の日本 6月号】七堂利幸先生の「2019年版『針が効く疾患・症状』」
『医道の日本2019年6月号(内外から見た鍼灸の強みと課題)』6月号は熟読しました。 七堂利幸先生の「2019年版『針が効く疾患・症状』」が1番、読み応えがありました。 プロとして、これは最低限、知っておいた方が良い現状報告です。 ... -
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弁証論治研究:『秦伯未医学名著全書』
秦伯未『秦伯未医学名著全書』 中医古籍出版社2003年1月 北京の王府井の書店で買いました。秦伯未先生の日本語訳『中医入門(たにぐち書店1991年)』や『中医臨床備用(医歯薬出版1989年)』は真の名著であり、もちろん2003年『秦... -
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WHO ICD-11の六経弁証
世界保健機構(WHO)、ICD-11の弁証論治では、六経弁証はSix stage patterns(シックス・ステージ・パターン)と表現されています。 (1)太陽病 英語ではEarly yang stage patternと表現されています。風邪の初期です。 このパターンは、発熱、... -
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肝気欝結証
世界保健機構(WHO)のICDー11の弁証論治では、肝臓の臓腑弁証は以下のようになっています。 (1)肝陰虚 (2)肝陽虚 (3)肝陽上亢 (4)肝気虚 (5)肝血虚 (6)肝鬱血瘀証 (7)肝風内動 (8)肝気欝結 (9)肝火上炎 (10)肝陽化風 (11)肝胆湿熱 (...