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立春と春困
2019年2月3日『香港文匯報』 「立春は陽気を養うのが宜しい、朝は早起きして昼寝して『春困』を防ぎましょう」 立春宜養陽氣 晨起午睡防春困 春に湿気によって体が重くなる症状のことを広東語では「春困」と言うそうです。香港は湿気... -
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線維筋痛症
2018年3月8日『フィブロマイルジア・ニュース・トゥデイ』 「グループ鍼は、線維筋痛症の患者の疲労と疼痛を緩和することを臨床試験は示した」 Group Acupuncture Relieves Pain, Fatigue in Fibromyalgia Patients, Trial Shows 2018年2月1... -
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李東垣の陰火と甘温除熱法
2016年11月18日 「李東垣陰火與甘溫除熱治法臨床發揮」 金元時代、モンゴル帝国時代の中国伝統医学理論で最も重要でありながら議論を呼んだのは、李東垣の陰火に関する理論です。 これは、金元時代の金元四大家の歴史的流れがあります。 寒... -
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瞑想のダークサイド
2017年5月29日『クオーツ』 「誰も話していない瞑想(メディテーション)のダークサイド」 There’s a dark side to meditation that no one talks about 以下、引用。 禅仏教では瞑想の際に歪んだ認識があらわれることを魔境と呼び、「... -
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松本岐子先生とスティーブン・バーチ先生の 『奇経』
松本岐子先生とスティーブン・バーチ(Stephen Birch)先生の『奇経』 Extraordinary Vessels (Paradigm title) Kiiko Matsumoto 、Stephen Birch Paradigm Pubns; (1986/6/1) 間中喜雄先生の見解だけでなく、ゲルハルト・バッハマンと長友次... -
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熱敏灸の参考書籍
1月27日に大阪で灸の得気セミナーを行いましたが、熱敏灸の参考書籍についてお問い合わせがありましたので紹介します。 写真でみる熱敏灸療法 熱くなったら止める熱くないお灸 田久和義隆 たにぐち書店 (2017/1/21) 熱敏灸の... -
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【大阪】灸の得気セミナーを開催しました
1月27日、大阪にて灸の得気セミナーを開催しました。 安徽省の周楣声先生の『灸縄』から説明し、江西省の陳日新先生の熱敏灸について講義をしました。 棒灸による「灸の響き」による治療を日本の患者さんで行う時のポイントは、灸の得気と手... -
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朱丹溪の相火論
朱丹渓『格致余論』相火論 金元四大家、養陰派の朱丹渓(しゅたんけい)の『格致余論』で最も批判されたのは「相火論」です。 以前は私も朱丹渓の相火論はわけがわからないと思っていましたが、虚労と陰火を分析し、臨床経験を積む過程で徐々に理解し... -
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金元四大家、朱丹渓と鬱証
『理学者の革新―「邪」から「鬱」への視野転換』 黄崇修 『死生学・応用倫理研究』 19, 2014.3, pp. 56-84 (全文無料オープンアクセス) 金元四大家の儒医、朱丹渓の研究者である中国哲学者、黄崇修博士の論文です。 朱丹渓以前の医家は鬼... -
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秦承祖の秦承祖灸鬼法
魏晋南北朝時代の南朝の宋(劉宋)の443年に太医令、太医博士であった秦承祖は『偃侧杂针灸经』『偃侧人经』『明堂图』などを書きましたが、多くは逸失しています。 宋代、王執中著『針灸資生経』の癫邪では秦承祖の憑依病の治療として親指...