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多発性硬化症と鍼

2022年6月21日
「鍼はどのようにして多発性硬化症の症状を緩和するか」
How Acupuncture May Relieve Symptoms of Multiple Sclerosis

 

以下、引用。

頭皮鍼は比較的新しい鍼治療法だが、よく使われている。アメリカ多発性硬化症協会によれば、鍼治療が効果を出すには6回から10回の治療になる。

アメリカ多発性硬化症協会(NМSS:National Multiple Sclerosis Society)は1946年にニューヨークで設立された患者の非営利団体ですが、雑誌『フォーブス』によれば、アメリカのトップ慈善団体100組織の中の63位であり、2016年には9億7千万ドル(約900億円)の資金調達を行っています。

博士号取得後研究員に5年間で55万ドル(5,500万円)の研究トレーニング資金を提供しており、日本の患者団体とは、かなり意味が違うようです。

アメリカ多発性硬化症協会のホームページ上には以下の記載があります。

鍼は(エビデンスはないが)多発性硬化症関連の症状、疼痛、けいれん、麻痺、しびれ、膀胱の問題とウツの苦痛の緩和を提供するかもしれない。

【歩行】
小規模な研究では、多発性硬化症の85パーセントは歩行の問題を抱えており、顕著に日常活動を制限している。

研究では、鍼を受けた患者の95パーセント、偽鍼を受けた人では45パーセントが、25フィート以上、早く歩くことができた。

 

2017『補完・代替医療雑誌』
「多発性硬化症の患者の歩行への鍼の効果」
Effects of Acupuncture on Gait of Patients with Multiple Sclerosis
Maria Begoña Criado et al.
The Journal of Alternative and Complementary Medicine
Vol. 23, No. 111 Nov 2017

 

 

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