2016年7月29日『ネーチャー・サイエンシフィックリポーツ』
「筋骨格痛の鍼：ランダム化比較試験のメタアナリシスとメタ回帰分析」
Acupuncture for musculoskeletal pain: A meta-analysis and meta-regression of sham-controlled randomized clinical trials
Qi-ling Yuan et al.
Sci Rep. 2016; 6: 30675.
Published online 2016 Jul 29.
2022年11月『米国医師会雑誌(JAMA)』の米国退役軍人省エビデンスマップでは「中程度の確定度」で「中程度の効果」とされています。ただ、2016年のメタアナリシスが根拠になっています。
2017年「顎関節症・筋筋膜性疼痛の治療における鍼：システマティックレビュー」
Acupuncture in Temporomandibular Disorder Myofascial Pain Treatment: A Systematic Review
Ana Carla Fernandes,
J Oral Facial Pain Headache. 2017;31(3):225-232.
【結論】
その有効性を支持する弱い科学的証拠にもかかわらず、鍼治療は筋筋膜性顎関節症の痛みの徴候と症状を緩和するようだ。
2019年1月
「口腔顔面痛を伴う顎関節症へのドライニードリングの効果：システマティックレビューとメタアナリシス」
「口腔顔面痛を伴う顎関節症へのドライニードリングの効果：システマティックレビューとメタアナリシス」
The effectiveness of dry needling for patients with orofacial pain associated with temporomandibular dysfunction: a systematic review and meta-analysis
Clécio Vier et al.
Braz J Phys Ther. 2019 Jan-Feb;23(1):3-11.
【結論】
顎関節症に対して臨床家はドライニードリングを使用できるが、エビデンスのクオリティは低く、バイアスのリスクは高い。
2019年6月
「筋筋膜性疼痛症候群の治療のためのトリガーポイント・ドライニ―ドリング」
「筋筋膜性疼痛症候群の治療のためのトリガーポイント・ドライニ―ドリング」
Trigger point dry needling for the treatment of myofascial pain syndrome: current perspectives within a pain neuroscience paradigm
César Fernández-de-Las-Peñas J Pain Res. 2019; 12: 1899–1911.
Published online 2019 Jun 18.
効果は主に短期的に観察され、効果の大きさは中程度からスモール(小さい)である。
2020年7月ドイツ・ハイデルベルク大学
「疼痛性顎関節症の特定穴と非特定穴の鍼の比較：ランダム化比較試験」
Comparison of acupuncture on specific and non-specific points for the treatment of painful temporomandibular disorders: A randomised controlled trial
Sinan Şen et al.
J Oral Rehabil. 2020 Jul;47(7):783-795.
結論：
特定のツボと非特定のツボの両方での鍼治療は顎関節症患者の非機能不全の痛みを軽減する。痛みを伴う顎関節症に対する鍼治療の効果は、特定のツボの選択に起因するものではない。
2021年11月イタリア・ローマサピエンツア大学
「顎関節症関連の痛みに対する異なる鍼の方法の比較：ランダム化比較臨床研究」
Comparison of the Effectiveness of Three Different Acupuncture Methods for TMD-Related Pain: A Randomized Clinical Study
Emanuela Serritella et al.
Evid Based Complement Alternat Med. 2021; 2021: 1286570.
Published online 2021 Nov 30.
体鍼、電気鍼、吸い玉＋鍼のいずれも顎関節の痛みを改善した。
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