明代の李中梓著、『診家正眼』脉分四时六气です。
以下、引用。
秋分から旧暦十月に至るは(五運六気学説の)「五の気」であり、陽明燥金の燥気がつかさどる。
「陽明の気が至るや、短脈にして渋脈である」
「秋脈如浮」で秋は浮脈で気は皮毛に浮きますが、気温の変化とともに「冬脈如営(石)」で沈みます。
今、ちょうど家の前ではたくさんの落ち葉があります。
気は粛降し、動物の毛は生え変わって地上に落ち、植物の葉も地上に落ちます。
気血の流れは渋り始めて、気が収歛して、秋のやや渋脈となります。
気血虚の場合はやや短脈・細脈・微脈の傾向があります。
春はやや弦脈というのは分かりやすいですが、秋から冬の変化は本当に繊細・微妙で難しいと思います。
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