印堂の望診:眉間のシワと耳のシワ

 

 

2018年9月20日『ヘルスプレス』
「眉間のシワは心臓病の兆候? 死亡リスクは10倍も! シワの深さは動脈硬化が原因?」

 

以下、引用。

眉間のシワは心臓の状態が悪い徴候――。そんな可能性を示したフランスの研究結果が「欧州心臓病学会」で発表された。

年齢の割に眉間のシワが深い人は心臓病が原因で死亡するリスクが高く、さまざまなリスク因子で調整後でも、眉間にシワのない人と比べて最も深いシワがある人では心臓病で死亡するリスクが10倍近いことが分かったという。

この研究は、トゥールーズ大学病院センター(フランス)労働衛生学准教授のYolande Esquirol氏らが実施したもの。

同氏らは今回、心臓の健康状態のマーカー候補として額のシワについて検討した。額のシワに着目した理由は「極めて単純で、相手の顔を見るだけで危険を察知できるから」だとしている。

 

『傷寒論』の序文には「最近の医は印堂の望診などしようともしない」と書かれていますが、私は邵輝先生の望診のご指導のおかげで20年ほど研究し続けています。

 

私はごくシンプルに印堂の形や色をみます。うつや不眠、心臓病をお持ちの方は、印堂が真っ赤な方が数名いらっしゃいました。いわゆる「眉間のシワ」は気滞、大病で入院していた方は印堂の色が白く抜けていたりします。気虚です。生まれつき印堂が凹んでいるのは先天の虚、腎虚であることが多いです。

 

四診の望診の理論は『黄帝内経霊枢・五色篇第四十九』にあります。

闕とは眉間であるとして、眉間の上(闕上)は咽喉、眉間の中(闕中)は肺、眉間の下(下極)は心と論じています。つまり、眉間の印堂は咽喉・肺・心を反映すると考えられます。

 

この考え方は清代の中国伝統医学古典、1875年『望診遵経』にも取り入れられています。

 

この眉間のシワはコラーゲンの蓄積やホルモンの影響ではないかといわれていますが、「耳の望診で耳たぶの1本線のシワは心臓病のサイン」と邵輝先生に教えていただきました。

その際に、西洋医学派の学生は「耳たぶのシワと心臓病が関係あるわけがない」と嘲笑していました。今から思えば大人げないのですが、私は意地になって論文を調べ「西洋医学の最先端では耳のシワは循環器疾患のサインではないかという議論が起こっている」ことを論証したことがあります。

 

2015年「耳たぶのシワ:循環器動脈疾患のマーカー?」
Ear lobe crease: a marker of coronary artery disease?
Aris P. Agouridis,et al.
Arch Med Sci. 2015 Dec 10; 11(6): 1145–1155.
Published online 2015 Dec 11. doi: 10.5114/aoms.2015.56340

※「最近のメタ分析は耳たぶのシワが循環器動脈疾患のマーカーであるという仮説を支持している」

 

 

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