2008年『中国鍼灸』発表
「『熱敏灸(Moxibustion on heat-sensitive)』穴による筋筋膜性疼痛症候群(MPS)治療:マルチセンター・ランダム化比較試験」
Moxibustion on heat-sensitive acupoints for treatment of myofascial pain syndrome: a multi-central randomized controlled trial
Chen RX, Kang MF, He WL, Chen SY, Zhang B.
Zhongguo Zhen Jiu. 2008 Jun;28(6):395-8.
「热敏穴灸治疗肌筋膜疼痛综合征:多中心随机对照研究」
陈日新 康明非 何维莉 陈士勇 张波
《中国针灸》2008年 第6期
江西中医薬大学付属医院教授の陳日新先生は熱敏灸を開発しました。
この灸法はあたたかいだけで灸痕が残らないので、刺激に過敏な患者さんへの施術にピッタリです。慢性疼痛だけでなく、現在、変形性膝関節症や腰椎椎間板ヘルニア、喘息やアレルギー性鼻炎でもランダム化比較試験が行われています。痛みの治療は得意です。
2006年
「陳日新『開通経絡』艾灸治療法」
陈日新“开通经络”艾灸疗法
张波《江西中医药》 2006年第1期 7-8
2006年
「『反応点』とシュ穴」
论“反应点”与腧穴
陈日新et al.《江西中医学院学报》 2006年第3期 37-38
2007年
「シュ穴熱敏化と臨床応用」
腧穴热敏化的临床应用
陈日新et al.《中国针灸》 2007年第3期 199-202,共4页
陳日新先生は「弁証選穴」ではなく、反応点である灸熱過敏穴を「弁敏選穴」をされます。熱敏穴は動的で疾病状態に発生しやすいです。灸の響きである「灸感」、灸の「得気」を何よりも重視します。
熱敏穴の特徴は以下の六点です。
透熱:皮膚から深部に熱が浸透する。
擴熱(かくねつ):灸熱が周囲に拡がる(拡熱)。
伝熱(でんねつ:传热:chuán rè):灸熱が経脈沿いに遠隔部に伝道する。
局所は熱くないが、遠隔部は熱い。
局所は熱くないが、深部は熱い。
熱以外の酸、脹、圧、重、痛、麻、冷、緊などの感覚が生じる。
敏感な虚証タイプの治療が得意です。
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