福建省、福州に福建中医薬大学があり、1956年創刊の『福建中医薬』に2本の熱敏灸論文が掲載されています。
「腰椎椎間板ヘルニア」の熱敏灸は
(1)腰兪(GV2)、命門(GV4)、至陽(GV9)などで熱敏穴を探索し、督脈を通陽します。熱感を督脈に沿って伝導させます。
(2)腰部圧痛点:阿是穴から腹部や下肢に灸感を響かせます。
(3)関元兪(BL26):第5腰椎と第1仙椎の間の高さの関元兪(BL26)から外果の崑崙まで灸の感覚を伝導させます。
(4)大腸兪(BL25):灸の感覚が腹部に伝わるように伝導させます。
2013年「熱敏灸による寒湿凝滞型原発性月経困難症26例の治療」
热敏灸治疗寒湿凝滞型原发性痛经26例
阳光 康明非 罗海云 李晶晶
《福建中医药》2013年 第4期
月経困難症については、陳日新先生が2015年に「熱敏灸による原発性月経困難症の研究と発展」を書かれています。
2015年「熱敏灸による原発性月経困難症の研究と発展」
热敏灸治疗原发性痛经的研究进展
陈金萍 陈日新 熊俊
《辽宁中医杂志》2015年 第7期 |
熱敏灸は下腹部や腰仙部、下腿で熱敏穴を探索し、反応が出やすいのは関元(CV4)や子宮(奇穴)、次りょう(BL32)や三陰交(SP6)で、腹部まで灸感を響かせます。
2011年
「推拿と牽引を熱敏灸と組み合わせて腰椎椎間板ヘルニア60例の治療」
推拿加牵引配合热敏灸治疗腰椎间盘突出症60例
张奉章 沈明钟 谢汉洋
《福建中医药》2011年 第6期
陳日新先生が2009年に「熱敏灸による腰椎椎間板ヘルニアの治療の臨床研究」を発表されています。
2009年「熱敏灸による腰椎椎間板ヘルニアの治療の臨床研究」
热敏灸治疗腰椎间盘突出症临床研究
唐福宇 黄承军 陈日新 徐敏 刘保新 梁柱
《江西中医学院学报》2009年 第1期
2014年には江西中医薬大学が「熱敏灸治療による腰椎椎間板ヘルニアの臨床研究」を出版しています。
2014年「熱敏灸治療による腰椎椎間板ヘルニアの臨床研究」
热敏灸治疗腰椎间盘突出症临床研究
付勇 章海凤 熊俊 张伟 周小平 徐涵斌
《南京中医药大学学报》2014年 第2期
2015年には陳日新先生が再び腰椎椎間板ヘルニアの急性期60例の臨床試験を発表されています。
2015年「灸治療で異なる灸感での腰椎椎間板ヘルニア急性期60例患者の臨床観察」
艾灸治疗不同灸感腰椎间盘突出症急性期患者 60例疗效观察
陈日新 中医杂志 2015年 11月第 56卷第 21期
コメント