【薬膳】鹹味(かんみ)

 

 

2010年3月12日『日経ウーマン』
ダイエットの強い味方、「鹹味(かんみ)」って?

 

以下、引用。

中医学の分類では昆布や魚などの海産物なども「鹹味」ということになっている。これは、今までも書いてきたように、舌で感じる味だけでなく、その食材や薬材が持つ作用によって、辛・甘・酸・苦・鹹に分類されることがあるから。

鹹味には、しこりやかたまりを軟らかくする作用(軟堅作用)や、降下作用(尿や便などの排泄をうながす作用)などがあり、肥満や便秘解消などにも古くから用いられてきた。なまこやスッポン、牡蠣、アワビなどのように、滋養強壮やアンチエイジングに役立つ食材として珍重されてきたものもある。

上海出身の中医師、和田暁先生は「鹹味は旨みのことだと思う」という。

 

これは面白い見解だと思います。

五味の鹹味は腎に入り、滋陰潜陽(じいんせんよう)や軟堅散結(なんけんさんけつ)の作用があります。

滋陰潜陽の代表はカキの殻である牡蛎(ぼれい)やカメ、スッポンなどです。

軟堅散結の代表は単純性甲状腺腫に対する海草や昆布です。
あるいは便秘に対する芒硝です。

鹹味はスッポンやウナギのように腎のレベルで元気を出します。

 

 

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