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肝脾不調

2017年『中医雑誌』
「肝脾不調証の中医学専門家共通認識意見(2017)」
肝脾不调证中医诊疗专家共识意见(2017)
张声生 陶琳 《中医杂志》 2017年16期
http://www.cnki.com.cn/Article/CJFDTOTAL-ZZYZ201716023.htm


 
春秋戦国時代、『黄帝内経素問』の『生気通天論篇』では「歳木が太過なら風気が流行し、脾土が邪を受ける」と肝気犯脾の最初の記述があります。

漢代の張仲景著、『金匱要略』では「未病を治すとは肝の邪気が脾に伝わることをしり、まさに先に脾を実する」と論じています。

明代の『景岳全書』など、肝気が脾胃を犯すという肝気犯脾の概念は古代からありました。この論文では「肝鬱脾虚証」「肝気乗脾証」「脾壅肝鬱」の3つに分類されています。

 

1993年の『中药新药临床研究指导原则』の中で肝鬱脾虚証が標準化されました。軽度、中度、重度の3つに分類されています。脇肋張痛、脘腹痞満、食欲不振、情緒抑鬱、よく溜め息をつく、ぐったりする、排便がスッキリしない、お腹が痛く下痢する、腸鳴、排ガス、口苦が主要症状となります。

 

漢方処方、痛瀉要方は『丹渓心法』や明代、呉崑著、『医方考』に初出しています。

《医方考》泄泻门第十二
http://www.zysj.com.cn/lilunshuji/yifangkao/644-6-5.html…
泻责之脾,痛责之肝;肝责之实,脾责之虚。
脾虚肝实,故令痛泻。是方也,炒术所以健脾炒芍所以泻肝,炒陈所以醒脾,防风所以散肝。或问痛泻何以不责之伤食?余曰∶伤食腹痛,得泻便减,今泻而痛不止,故责之土败木贼也。

 

脾虚肝実証もかなり昔からあります。

 

 

 

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